コインランドリー経営

コインランドリー経営は中古物件を買えば初月から儲かる

最近、「コインランドリー経営は儲からない!」って聞くんですけれど、本当はどうなんですか?

こんなお悩みを解決します!

@sanada3730

結論からお伝えすると・・・

新しく場所を借りて機械を購入して始めると・・・当分儲かりません😭

毎月数十万円の赤字を垂れ流すことになります。

わたしは、中古のコインランドリー物件を購入して、初月から23万円の儲けがありました😃

コインランドリー経営に興味を持ったきっかけ

趣味が【副業・資産運用】なので、運用できる先を常に探しています。

コインランドリー経営に興味をもったのは・・・

TBSテレビの「がっちりマンデー!!」”儲かるフランチャイズ”を見たからでした。

今回のテーマは「儲かるフランチャイズ」

コンビニやファーストフードなどでよく聞くフランチャイズ。

ざっくり言うと、会社がお店を増やすために、自分のところの社員じゃない人に、支店のオーナーになってもらって、その運営をしてもらうという仕組み。

つまり、お店が増えると儲かるビジネスは、フランチャイズになりやすい。

そこで、儲かってるフランチャイズを探してみたら、これが全国各地にありました!

今回は、どこかに加盟したくなっちゃうかもしれない30分です!

がっちりマンデー 2019年6月30日放送 儲かる!フランチャイズ

この番組を見て、コインランドリー経営も面白そうだな・・・と思いました。

コインランドリー経営を知るための5つのステップ

コインランドリー経営を知るために、以下の5つのステップを踏んでみました。

STEP① 実際に近くのコインランドリーを利用してみた

テレビをみて、コインランドリー経営に興味を持ちましたが、まずはコインランドリー自体が優れていないと投資対象にはなりませんね。

どんなに儲かっても、自分が好きになれないものは継続しづらいですよね。

徒歩5分程度のところにある”大型コインランドリー”を利用してみました。

そこで感じたことは

●洗濯が数日分でも19分で終わる▶︎▶︎▶︎数日分まとめて洗えば洗濯にかかる時間を”超”短縮できる

●数日分の洗濯も大型ガス乾燥機で30分で乾く。しかも、”超”フカフカで気持ちがいい!▶︎▶︎▶︎数日分の洗濯物が、洗濯+乾燥 1時間あれば終わる

しかも干す手間などもないので、家事の労力削減に大いに役立つ!

でした。

”豊かで快適な社会生活”を提供するには、コインランドリーは非常によい設備だと感じました。

これなら、継続できそうです。

STEP② 本を読んで情報収集をしてみた

次に、本を読んで情報収集をしてみました。

この3冊以外にも、アマゾンで”コインランドリー”で検索してみて出てくる本は読んでみました。

コインランドリーの形態にもいくつかあることがわかりました。

●土地・建物を購入して銀行から借入をして経営をする

●可動式のコンテナのようなものでスーパーなどの駐車場に設置する

●住宅街の店舗を借りて内装工事・機械設置をして始める

など。。。

投資金額も、2,000万円〜8,000万円ぐらいと幅広い感じですね。

当たり前ですが・・・コインランドリー 投資はおすすめですよ!という流れです。

STEP③ フランチャイズ業者に資料請求をしてみた

本で一通りの知識をインプットしたのちに、フランチャイズ業者に資料請求をしてみました。

低リスク&マーケティング 中央サービスのコインランドリー

累計8,500店舗・業界シェアNo.1・全国直営店の経営ノウハウ TOSEI

収益性が⾼く安定したビジネス。コインランドリー事業を始めませんか? エレクトラックス

創業19年、580店舗の経験と実績 マンマチャオ

これ以外にも、数社資料請求をしています。

どこのフランチャイズ業者も、電話がかかってきて「どうですか?」みたいのはありませんでしたね。

STEP④ フランチャイズ業者の説明会に行ってみた

資料請求後、フランチャイズ業者の説明会に行ってみました。

と言っても、わたしが聞きにいくとすぐに「その気」になってしまうことから・・・

妻に行って冷静な目で「主婦から見てもコインランドリー投資が有効なのかどうか」をみてもらいました。

その結果・・・

めでたく”Goサイン”が出たので、話をすすめることとしました(笑)

STEP⑤ 市場調査

近隣のコインランドリーの視察を中心に実施しました。

様々な時間帯に行ってみて、どれぐらい洗濯機・乾燥機が稼働をしているのか。

また、利用者層はどんな感じか。

利用しているものは、日常的なものなのか、それとも布団など大物洗いのスポット的なもの何か。

で、結局、本当に儲かりそうなのか。(ここは、直感も大事にしています。)

また、近隣を自転車で回ってみて、コインランドリーが出店できそうな物件・余地はどれぐらいあるのか、を確認しました。

コインランドリー経営・投資の3つのメリット

本からの情報収集・各コインランドリーフランチャイズ業者の資料・説明会を経て把握したコインランドリー経営のメリットは以下の3つです。

4つの”ない”を実現できる

副業かつ資産運用でコインランドリー経営を行おうとしているので、自分の決めた判断基準をクリアすることが大事です。

わたしの決めた判断基準は・・・

①手間をかけない

②場所を選ばない

③在庫を持たない

④人を雇わない

ですので、これらがクリアできるかどうかをみました。

まず、①の手間をかけないについては

24時間無人でお店が運営できること。

乾燥機が動かない!とか洗濯機にコインが飲まれた・・・などのトラブルがあったときも、「24時間対応のランドリーコールセンター」で対応してくれる!

返金対応も店舗内の両替機を使ってランドリーコールセンターが遠隔で対応してくれるとのことでした。

ランドリーコールセンターの存在は大きいですよ!

オーナーが夜中に電話で対応するとか、店舗に駆けつけるなどの対応することは全くありません。

②の場所を選ばないも、24時間無人営業・ランドリーコールセンターの存在のおかげでクリアです。

③の在庫を持たないも、販売のための在庫を持つわけではないので、クリアですね。

在庫を持つビジネスですと、店舗と別に倉庫などを借りる必要もあるので費用がかかるの、販売できるかどうかのリスクを抱えることになりますのでね。

④の人を雇わないも、24時間無人営業なので必要ありませんね。

ただし、掃除や集金業務があるので、これは業者さんに依頼をしています。

機械が24時間文句を言わず稼いでくれる

人を雇ったのであれば、24時間休みなく働いて欲しい!というのは無理ですが、機械であれば可能です。

経営してみるとわかりますが、結構夜中も利用者数が多いんですよ。

自宅で真夜中に洗濯をしようとすると、周囲への騒音も気になりますしね。

また、逆に営業時間を決めると開店・閉店時に人が対応しないといけなくなるので、24時間の方が人手がかからなくていいんです。

やはり24時間機械が稼いでくれるのは、非常に大きいメリットですね。

生活に密着している≒不況に強い

新型コロナウィルスによって、各自治体が営業自粛要請を出しました。

例えば神奈川県も【神奈川県緊急事態措置対象施設一覧】を発表していましたが、ランドリーは”社会生活を維持するうえで必要な施設”ということで自粛対象外業種でした😃

2020年4月20日掲載 神奈川県緊急事態措置対象施設一覧

実際に、2020年3月・4月の売上は前年実績を確保しています。

コインランドリーの新規出店をあきらめた訳(デメリット)

コインランドリー経営・投資には、もちろんデメリットもあります。

このデメリットが大きくて、”新規出店”はあきらめました。

そのデメリットは以下の5点です。

初期投資費用が高い

初期投資費用が高く、回収までに時間がかかるというのが1つ目のデメリットです。

数年前は、内装建築費が抑えられていたので1,500万円程度で中規模の新規出店ができていたようですが、オリンピック需要による工事業者の人手不足などもあり、高騰してきています。

今、新規出店をしようとすると2,500万円〜4,000万円かかる感じですね。

銀行からの借入ができない

一般的には土地・建物を所有するのではなく賃貸で対応するので、銀行からの借入もなかなか難しそうです。

新規出店をすると当初は赤字でしょうから、そのようなところに銀行が喜んで貸してくれるとは思えないですしね。

借りれたとしても無担保なので、金利が高くなりがちです。

フランチャイズ業者のシミュレーションは当てにならない

フランチャイズ業者さんから提示されるシミュレーションは当てにしていません😅

あくまでも”机上の空論”ですので、参考程度にしておいた方がよいです。

ブログなので公表されている方もいらっしゃいますが、お客様に認知されるまではかなりの赤字を垂れ流すことになるようです。

youtubeのフランチャイズ相談所で活躍をされている、武田塾の林社長もコインランドリー経営をしてその収支を公表されてますが、1年半以上も数十万円の赤字が続いています・・・

シミュレーションより、他店舗を視察してみてどれぐらい人が入っていてどれぐらいの売り上げがあるのかを掴む方が正しかったりしそうです。

もう市場は飽和状態・・・

街の中でコインランドリーを見かけることが多くなりました。

厚生労働省が発表した「コインオペレーションクリーニング営業施設に関する調査」によれば、2013年のコインランドリー店舗数は1万6693店です。

以降は厚労省による調査が実施されていませんが、2016年に創刊されたコインランドリー情報誌「ランドリービジネスマガジン」によると、2015年は1万8000店舗、2017年は2万店舗と推計されています。

2万店舗と言われてもあまりピントこないかもしれませんが・・・

コンビニエンスストア業界で最多の店舗数を誇るセブン-イレブンが2万1034店(19年8月末現在)ですので、その多さが分かりますね。

異業種からの参入

一番インパクトがあるのは、ファミリーマートですね。

コンビニは雨になると売り上げが落ちるけれども、コインランドリーは雨になると売り上げが上がる!というところに目につけたファミリーマートが、コンビニ併設のコインランドリーをすすめています。

それから、トヨタ自動車の販売店もコインランドリー業界に参入をしてきています。

あの“トヨタ”がランドリー業に参入、メカニックマンが洗濯物を洗ってたたむ/トヨタが洗濯代行の店

すでに店舗があり、空きスペースを有効活用したい業種には手間がかからず集客ができるコインランドリーは魅力的ですね。

また、最近はカフェ併設店も増えてきているようですね。

メリットに比べると5つのデメリット強力なため、新規で出店するのはあきらめました。

”こんな物件が見つかるといいなぁ”と思って、2019年(令和元年)9月ごろにかべに貼って(あまり期待せずに)のんびり待つことしました。

思った通りの物件にめぐり合いました

あまり期待せずに待っていましたが、2019年(令和元年)12月にフランチャイズ業者から物件の案内がきました。

・●●店

<売上>

平成30年4月~平成31年9月
売上平均:●●万●●円
月平均利益:25万1641円

<条件>

賃料:●●万●●円
店舗販売価格:●●●●万円
※現状渡しの価格でオーバーホール、システム整備費用除く

<機械構成>

7kg洗濯機 1台
11kg洗濯機 1台
18kg洗濯機 1台
25kg洗濯機 1台
14kg乾燥機 6台
25kg乾燥機 2台
 
<コメント>
オープンから年月は経過しておりますが、地域の顧客が根付いており、稼働も良好です。
詳細をご希望の方は当メールまでご返信ください。  

フランチャイズ業者からの物件紹介メール

条件は

家から徒歩圏内で、初月から黒字で、地域の皆様に愛される、コインランドリーの物件が、令和元年中に見つかる

でしたので、びっくりするほどぴったりでした。

まさに、「引き寄せの法則」を活用して”引き寄せた!”という感じですね。

”地域の皆様に愛される”というのは未確認でしたが、月平均利益が25万円というので”愛されている”ということにしました😃

コインランドリー中古物件を経営してのメリット

ぴったりの物件を入手し、店舗をリニューアルして2020年2月から経営をはじめました。

中古物件を経営してみてわかったメリットは以下の3点です。

なんといっても、初月から黒字。シミュレーションが立てやすい。

なんといっても、初月から黒字であることですね!

約23万円の黒字でした。

リニューアルに1週間ほどかかったので、その間お店を閉めることになったのですが、オープン時には、たくさんのお客様にきてもらえました。

”地域の皆様に愛される”という条件もクリアしていたようです。

住宅街なので周囲にライバル店・異業種の出店余地が少ない

購入した物件は、住宅街の中でした。

駐車場がなく、小型の店舗なので大きく売り上げを伸ばせないかわりに、大きく落ち込む要素もありません。

家賃も安いですし。

さらにメリットは、ライバル店・異業種の出店余地が少ないところですね。

ファミリーマートは近くにありませんし、トヨタ自動車の販売店もありません。

近くのスーパーに乾燥機だけが3台ありましたが、そちらにお客様が流れるということもあまりなさそうです。

経営してみてわかったことですが、コインランドリーは乾燥機の利用がメインなのかな?と思っていましたが、そうではないようです。

乾燥機だけおいておいても、お客様はいらっしゃらない様ですね。

また、駐車場がないというのも、強みでした。

もともと駐車場がないおかげで、徒歩圏内のお客様だけで黒字になっていました。

車でわざわざコインランドリーに行くという感じでもないので、徒歩圏に新規出店がなければお客様が流れることもなさそうです。

利用方法を熟知しているお客様が多い

長年営業をしていたおかげで、”常連のお客様”がたくさんいらっしゃいます。

リニューアルオープンしましたが、機械は入れ替えていないので前のままです。

利用方法を熟知しているお客様が多いので、トラブルが発生しづらいのと、初めての利用者がいると熟知したお客様が教えてくれている様です。

店舗のスムーズな運営に非常に助かってます。

コインランドリー中古物件を経営してのデメリット

中古物件だけに、デメリットもあります。

本物件のデメリットは以下の3点です。

機械が古い

当然ですが、機械も中古です。

しかもこのお店は10年以上も前にオープンをしているので、機械も10年以上稼働しています。

コインランドリーの機器は【洗濯業、理容業、美容業又は浴場業用設備】に該当し、法定耐用年数は10年ですから、まだまだ現役で頑張ってくれます。

でも、古いので最新の機能はついていません。

料金を変更するのも、一苦労なので「洗濯機100円感謝セール」も気軽にできない感じです・・・

とにかく修理が多い

機械が古いので・・・

とにかく修理が多いです。

●乾燥機のドラムがまわらない

●乾燥機が途中で止まってしまう

●スタートしたらすぐに止まりブレーカーが落ちてしまう

●電子マネー端末がフリーズしていて使えない

などなど・・・

初月は毎週の様に修理依頼をしていました。

店舗設備に制限がある

10年以上営業をしていますが、店舗物件はもっと古いです。

築30年ぐらいですね。

なので、設備に制限があります。

例えば、自動ドアをつけられないとか。

コインランドリーのセミナーに行くと

●大物洗いを推奨するのに、駐車場は必須

●大物洗いのためには、自動ドアは必ずね

と言われますが、どちらも無理でした。

コインランドリーは、投資金額も大きくなってきているので、新規出店はおすすめしません。

中古物件であれば、初月から黒字でシミュレーションもしやすいので狙ってみてください。

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